夕飯

異動が決まった為、仕事の後始末等、オットはやらなければならないことが山積みの模様。
この日は残業となり夕飯要らず。私もあるもので適当に済ませる。

  • たぬきそば
  • 豆腐サラダ
  • チョコレートケーキ(デザート)


★「TIGER&BUNNY」再放送・鑑賞終了。<あらすじ>「NEXT」と呼ばれる特殊能力者が誕生して45年。大都市・シュテルンビルトには、スポンサー契約の下、その能力で平和を
守るNEXTで構成されたヒーロー達がいる。その活躍は「HERO TV」で中継され、「キングオブヒーロー」を巡るランキング争いを
続けていた。人気もいまいちのベテランヒーロー・ワイルドタイガー(CV:平田広明)は、移籍先でヒーロー界初のバディ・ヒーローと
してコンビ結成を言い渡される。相棒は自分と同じ能力なのに、真逆の性格のスーパールーキー、バーナビー(CV:森田成一)だった。


2クール全25話ようやく見終わりました! 脚本は、本作で初のアニメ作品を担当した西田征史。キャラクター原案は桂正和
最高のスタッフで作り上げられたこの世界観には、本当に感心させられた。
ただ、本放送終了後の反響の大きさに、見る前の期待が大きくなりすぎたせいか、想像よりもハマッった感は低かったような
気もする(笑)。見た時期も悪かったのかもしれない。昨年の10月から見始めたのだが、同時期には、西田征史の最高傑作
妖怪人間べム」が放映され、アニメーションでは10年に1度の傑作「輪るピングドラム」が放映されていた。比べるのが
おかしいことは重々承知しているのだが、作品から受けたインパクトや感動の深さを考えると、本作は若干及ばなかったように感じる。
残念なのが作画が安定していなかったこと。桂正和の画を一定のレベルを保ちながら動かすことは、難しいのだと改めて感じた。


でも、全体の物語の流れはとても面白かったと思う。見始める前は「バディものの醍醐味」と「やがて老いていくヒーロー
(中年男)」の枯れ具合や、ヤセ我慢が見られるのかなと思っていた。
でも、その「老い」というか「変化」が、虎徹(ワイルドタイガー)の身に、「能力減退」という明確な形となって表れた展開には、
驚かされた。ヒーローの中には、その「変化」を受け入れられず破滅した者もいる。酒に溺れ、家族に暴力をふるっていた
伝説のヒーローの真実は、衝撃的で胸が痛んだ。ヒーローだからと言って、心まで強いわけじゃない。
「変化」に直面した時、立ち向かったり、受け入れたり出来る心の強さこそ、真の強さなのだと感じる。
ダークヒーロー・ルナティック(CV: 遊佐浩二)の登場も面白かった。殺人犯の死をもって粛清とするルナティックの正義と、
犯罪者を捕まえるだけで殺すことはしないヒーロー達の正義は、相容れないものだ。終盤は、ラスボス・マーヴェリック
(CV:福田信昭)との対決に割かれしまったので、この「正義の対立」を深く描き切れていないのが残念だった。
登場人物は皆、魅力的で愛すべきキャラ。ヒーローとしての信念を掲げるアツ(苦し)い虎徹と、ポイント稼ぎに勤しむクールな
バーナビー。ギクシャクしていた2人が、やがて心を通わす展開は、分かっちゃいるけどグッとくる。
子持ちヤモメの虎徹に恋するブルーローズ(CV:寿美菜子)も、ツンデレでカワイかったな〜。
自称女子の世話好きオネエヒーロー・ファイヤーエンブレム(CV:津田健次郎)も大好きだった。


終わって名残惜しいけど、「ウロボロス」の正体等、明かされていない謎も多いので続編希望!と思っていたら、なんと映画化が
決まっているそうですよ! 早く予告が観たい。http://www.tigerandbunny.net/
(クーラン)