夕飯

ということで、今日の夕飯

  • 真鱈のムニエル(ルッコラのサラダ付け合せ)
  • 厚揚げと牛蒡の卵とじ(オクラ・人参・長葱)
  • じゃが芋とアスパラのマヨサラダ(パプリカ・南瓜)
  • ワカメ・なめこ・大根の味噌汁


★「相棒season10」18話鑑賞<あらすじ>研究者の泊(今井朋彦)が狙撃され、身辺警護員・土方(合田雅吏)が撃たれて死亡した。泊は、土方が逃げ出したと
証言する。土方は、以前SPとして警察に勤めていたが、仕事が怖くなり辞めていた。神戸(及川光博)は、土方が再び警護の
仕事に就いたのを不審に思う。杉下(水谷豊)は事件当日の土方の行動が普段と違うことに気付く。


「土方はSPの仕事が怖くなったので辞めた」と神戸が思っていた理由は、「俺はSPには向いていないかもしれない」と
以前土方が語っていたからだった。しかし、実際の土方は、警護員として大変優秀で真摯な仕事ぶりだった。
生前の彼の仕事を追ううちに、「SPには向いていない」と言っていた土方の言葉の本当の意味が分かってくる。
土方は優秀だが仕事を選ぶ。つまり、対象者を選ぶそうで、先方とじっくり話をするが、受けないこともあった。
土方が一番大事にしていたのは、対象者とお互いに信頼出来るかどうか。という一点だったのだ。
警護する相手との間に信頼関係があろうが無かろうが、対象者を守りきることがSPの仕事だ。という考え方もあるだろう。
しかし、土方にはそれが出来なかった。土方の言う「SPには向いていない」というのは、怖かったからではない。
自分を信頼し、自分を信じる対象者でしか、守るきることが出来ないと考えていたからなのだ。
そこから、「土方が逃げ出した」という泊の証言に疑念が強まり、真実が明らかにされる。
事件は研究費の使い込みを隠ぺいしようとした所長が計画し、泊も加わった狂言襲撃だった。
二発の銃撃の一発目が塀に着弾した時、使用されたライフルは音速より速く、300mを越える狙撃だったので、銃声より速く
弾丸が届いていた。銃衝撃音のほうが銃声より先に聞こえていた状態だったのだ。それが聞こえた土方は、音の方向へと反射的に
走り、二発目の弾道に躍り出てしまったため、狂言で放った弾に当たってしまった。土方が有能な警護員であるが故の悲劇だった。
逃げ出したのではない。最後まで、泊を守ろうとしていたのだ。そして、おそらく土方は泊が何かを隠していることを察知していた。
それでも、(狂言銃撃を)本当に怖がっている泊の為に、警護を続けていたのだ。
警護員として土方が最後まで守ろうとしたもの。それに対して、狂言銃撃を企ててまで、泊達が守ろうとしたもの。
それによって払われた取り返しのつかない犠牲について考えると、なんとも理不尽なものを感じる。
「守るべきもの」というタイトルについて考えさせられた。


しかし、企業が狂言銃撃を依頼するって、結構無理がある脚本だと思う(笑)。冒頭、意味深に現れたヒットマンは、
結局それ以上でもそれ以下でもなかった。あの演出は何だったんだ?
あと、狂言銃撃なら一発だけで充分じゃね?と思う(それだと、この話自体が進まないわけだが・笑)。(クーラン)