一人酒

雪だというのにオットは呑み会。私もヌケヌケと一人酒する。
ということで今日のつまみ

  • じゃが芋とアスパラのドレッシング炒め(昨日の残り)
  • 枝豆
  • 竹輪サラダ 梨マッコリできめる


梨って初めて呑んだ〜。でも、あまり風味は感じなかったかな〜。


★「相棒season10」17話鑑賞<あらすじ>捜査一課の陣川(原田龍二)が、杉下(水谷豊)と神戸(及川光博)に相談にやって来る。陣川が好意を持つ
女性・由香利(松本莉緒)ら3人の妊婦を対象に、ドキュメンタリー番組を撮っていたディレクターの麻紀(奈良崎まどか)が
編集中に服毒自殺。だが、由香利は麻紀が自殺をするとは思えないと主張する。


正直、犯人の殺害の動機は弱いと思った。ヤラセでイチイチ殺されてたら、いのちが幾つあっても足りないと思う。
ただ、これを被害者家族と加害者家族の物語としてみると、色々と考えさせられる。
由香利の母が火をつけて焼死した事件には、巻き添えで死んだ夫婦がいた。その夫婦の子供で、その後養子に出た娘が麻紀
だった(この展開、私はご都合主義とか言いません・笑)。ドキュメンタリーの素材として、偶然由香利と出会った時の、
麻紀の心境はいかばかりだったろう。その麻紀の目に映ったのは、加害者家族として死ぬまで罪を償おうとする由香利の姿だった。
「自分は幸せになってはいけない」と恋人の前から姿を消し、身重の身で月命日には必ず被害者の墓に花を手向けにくる。
お腹の子供までも、事件の日に合わせて早産で産もうとする。
そんな由香利の姿を追ううちに、麻紀の中で、このドキュメンタリーのテーマそのものが変わってくる。
由香利には、自分が幸せになるために生きてほしいと思うようになったのだ。事件に関わる者として、今の自分の想いを匿名で
手紙に綴り、由香利に差し出す。その心は由香利に届き、「償いの為ではなく、子供の為に、出産は早産ではなく本来の
予定日に産む」と麻紀のカメラに語りかける。「幸せになりたい」という由香利の控えめな宣言だったと思う。
しかし、皮肉にもこの手紙は、犯人が麻紀を殺す動機となってしまった。真相は「ヤラセ」ではなく「事実」だったという展開が
なんとも皮肉だと思う。しかし、ドキュメンタリー作家としては、取材対象の心理に関わることは本来避けなくてはならなかったはずだ。
けれど、麻紀はその禁を犯した。ファインダー越しでしか関わらないはずの被写体に、自ら踏み込んででも、由香利を
救いたかったのだ。最後の映像を見ながら「これが私の最高傑作よ・・・。」と呟く麻紀が印象的だった。
哀しい事件に人生を翻弄されてきた二人が、過去から解放されたのだ。麻紀にとって、これは最高傑作以外の何物でもなかったと思う。
(クーラン)