休日

休日。この日は「車検」に行く。前回利用した車検場を今回も利用した。
見積もりが出るまで待っていたが、そこにポップコーンが置いてあり「ご自由にどうぞ」と書かれていた。
なんとなく口にしてしまったが、程好い塩気で後を引く。ポップコーン自体久しぶりなのに、結構食べてしまった。
大人のくせに恥ずかしい〜。見積額は大体予想していた金額。ホッ。いわゆる「その場で車検」だったので、見積もり後の
待ち時間に近くを散歩した。帰宅後、家呑み。
ということで今日のつまみ

  • 青菜とシーフードの塩炒め
  • コロッケ
  • 海老焼売
  • おでん
  • その他 オットは一番搾り、私は日本酒できめる


大河ドラマ平清盛」第5回鑑賞。<あらすじ>平忠盛中井貴一)に新たに子(後の頼盛)が誕生し、清盛(松山ケンイチ)ら平氏一門は喜びに包まれる。
都は長引く飢饉が元で盗賊が蔓延り物騒になっていた。崇徳帝(井浦新)は、飢饉への策を講じたいと政治への意欲を示すが、
鳥羽上皇三上博史)は、その権力を譲ろうとはしない。宮中で絶大な権力を誇る璋子(檀れい)に、藤原長実(国広富之)が
娘の得子(松雪泰子)を帝へ入内させてほしいと璋子に申し出る。


赤子を抱きたいくせに素直に言い出せず、その傍でわざとらしく竹刀を振る清盛のお子ちゃまぶりに思わず苦笑。
なかなか成長しないなあ(笑)。男勢は相変わらずのバカ男子ぶりだが、女勢は得子登場でにわかに面白くなってきた。
初対面した璋子の顔を静かに見つめる得子の表情がとても印象的だった。人並み以上の知性と教養を持つが故に、我が身の行く末を
人頼みにしなければ生きてはゆけない自身の頼りなさを、得子は嘆かわしく感じていたのではないだろうか。と同時に、
そうであっても、自分にはどうすることも出来ないという諦観もあったのではないかと思う。そうとも知らず、老いた父親の
願いに感じ入り「案じるな」と請け負う璋子の、一点の曇りのない笑顔を得子はどんな思いで見ていたのだろうか。
その璋子は、「どうして自分の元に入内したのか」と尋ねる鳥羽に「白河法皇の仰せだったたから」と答えてしまう。
鳥羽からしてみれば、入内の思い出だけは、自分と璋子の二人だけのものと思いたかったのかもしれない。しかし、二人の結婚は
始まりから白河の命令によるもので、そもそも璋子の心など最初からなかったのだ。更には白河との密通の思い出を無邪気に
語り続ける璋子に絶望し、「もののけ!」と罵声を浴びせる鳥羽。打ち砕かれた鳥羽の視界にたまたま入ったのが得子だった。
「朕も、もののけとなろう」と得子に手を出してしまう鳥羽。誰かの人生や運命を捻じ曲げ踏みにじる側に立ちたいと望んで
手に入れた生贄が得子だったのだと思う。けれど、この贄はただ喰われるだけのタマではなかった。
鳥羽と関係した時、得子は生まれ変わったのではないかと思う。鳥羽と関わり続ければ、人頼みではない、自身の知恵と性質と
女の武器で生きていくことが出来る。なによりそれは、高みにいるあの女を引きずり下ろすことでもある。それを悟った時、
得子は迷わずその賭けに乗った。その選択が得子を強く恐ろしげな女に変えたのではないか。本心はどうであれ、鳥羽と得子の
目的は一致している。璋子の春はいつまで続くのだろうか。(クーラン)