休日

この日は、映画を観に夕方から新宿に出かける。映画鑑賞後、定食屋「長野屋」で食事。
ということで今日の夕飯

豚カツ定食(オット)、肉豆腐定食(私) 私はウーロンハイできめる。オットは呑まず。


★この日観た映画は「スウィッチ」(監督:フレデリック・シェンデルフェール、出演: カリーヌ・バナッス、エリック・カントナ)。<あらすじ>カナダ・モントリオール在住のソフィは、期間限定のアパート交換サイト「switch.com」でフランス・パリに暮らす
ベネディクトという女性とアパートを交換。憧れのパリに旅立つ。しかし到着した翌日、アパートの寝室で男性の惨殺死体が発見され、
ソフィは殺人容疑者ベネディクトとして逮捕されてしまう。


あまり期待してなかったので、予告以外は何の事前情報も入れずに臨んだが、これが結構面白かった。
一応フランス映画だけど、サスペンス映画・アクション映画としてよく出来ていたと思う。
顔も知らない人と家を交換するなんて、日本人の感覚としてはちょっと怖いんだけど、この映画のソフィは、仕事もプライベートも
いまひとつだったせいか、景気づけ?でかなり気軽にそれをやってしまう。互いの家を交換して、到着当日バカンスを楽しみ、
翌日犯人として逮捕されるまでが、異様にテンポよく進み、あっという間に引き込まれる。
ベネディクトとして逮捕されたソフィは、連行途中で逃亡する。追う刑事から逃げて逃げて逃げまくる逃亡劇の撮り方がとても巧く、
またソフィの走りっぷりの豪快さに圧倒された。映画冒頭ミニスカで登場したソフィのやけにがっちりしたふくらはぎが
妙に目に焼き付いていたが、そういえば、カナダでスポーツに励んでいた彼女は、どこか筋肉質な体をしていた。
あの恐るべき脚力の裏付けが、さりげなく為されていたわけで、そういった細かい描写が後々効いてくる。
物語も意外性の連続で、確かに先が全く読めなかった。先にオチを考えてから、そのオチへと無理なく話が進むように、
後付で物語を展開させたのでは? と考えてしまうほど(笑)。普通の女の子だったのに、追い詰められ次第に鋭い知性と大胆な
行動力を表していくソフィの変貌ぶりも見事。モントリオールとパリのロケハンもとても良かった。面白かったです。拾い物でした(笑)。
(クーラン)