休日

休日だが、家でグダグダと過ごす。夕方から散歩に出かけた。夕飯は家呑みする。
ということで今日のつまみ

  • ほうれん草のゴマ和え
  • 鰊の酢漬け
  • しじみの佃煮
  • ポテトフライ
  • 熊肉の大和煮
  • その他 オットはユーロホップ、私は日本酒「播磨灘」できめる



熊肉は、先日の日光旅行の折、缶詰で売ってたので試しに買ってきた。味自体はあっさり。でも熊肉は濃ゆい。
イイ感じに獣クサくていけます(笑)。


土曜ドラマスペシャル「蝶々さん」鑑賞終了。<あらすじ>明治初期、元佐賀藩士の娘として生まれた伊東蝶(宮崎あおい)。父亡き後、母(奥貫薫)と祖母(藤村志保)は
新しい世で身を立てていけるよう熱心に学問をさせ、武士の娘としての心構えを叩き込む。「武士の自害とは自らを罰することでも
敗北でもない。誇りの証」。しかし母と祖母を亡くし、お蝶は長崎の貸座敷「水月楼」の養女となる。養母・マツ(戸田恵子)は
進学を約束してくれたが病で死去。お蝶は跡取り娘の立場から一転、置屋「末石」に身をおき、やがて舞妓「春蝶」となるのだった。


市川森一脚本作品。「マダムバタフライ」の粗筋はなんとなく知ってるけど、これって実話だったの? 
創作だったとしても、「長崎式」と呼ばれる「結婚」をした、いわゆる現地妻が当時存在していたことは事実なのだろう。
お蝶さんのように、この「現地結婚」を心底信じた女性もいたのかもしれないと思うと、フランクリン(イーサン・ランドリー)に
象徴される身勝手な外国人男性どもに、腹が立って仕方なかった。と同時に、あれほどの女性が、どうしてこんなろくでもない
外国人に引っかかってしまったのか、残念でならない。ある意味、純粋培養すぎたのだと思う。怖いくらいの武士道は、今の感覚だと
かなり偏ったものに思えたし、あまりにも高潔な母と祖母の教育が、お蝶さんに自分の意志や矜持を潔癖すぎるほどに貫ぬかせて
しまったと感じる。心根が綺麗に育っているので、人を疑うことを知らないし、周囲の善意も呼び寄せるが、人の悪意や弱さには鈍感だ。
気分で赴任先の慣習に従い異国情緒に浸って、情に流される男の薄っぺらさなど、このお蝶様には分かるはずもなかったと思う。
フランクリンの妻はお蝶さんに笑顔で接する。夫の子供を産んだ「異国のお人形さん」を「とても可愛いらしいわ」と称賛する。
心の広い女性なのかもしれないが、それ以前に人形相手に嫉妬する必要もない。女性としても、人間としても同じ目線で
扱われないことに、お蝶さんはショックを受ける。子供を奪われたこともあるが、これが自決に繋がったのではないかと思う。
「恥」をなによりも怖れる武士の娘として、この事実は受け入れがたかったのではないか。二人の恋を「美しい愛」として
完結させる為に死を選んだ。美しく生きた証として、誇り高く自決したということなのかなと思う。私には到底理解できんが。
例え下世話でも、世情に疎すぎるのは身を滅ぼすし、誇りで飯は食えんと思わず感じてしまいました(笑)。(クーラン)