一人酒

翌日が祭日。ということで、この日オットは呑み会。私も一人酒する。
ということで今日のつまみ

  • イカ担々
  • 豆腐サラダ
  • きつねそば 日本酒「播磨灘」できめる


初めて呑みます。そんなにクセがないので、どんな料理にも合いそう。「ひや」が一番美味しいんじゃないかと思う。


★「深夜食堂2」第16話鑑賞。<あらすじ>小説家の鈴木(吹越満)はマスター(小林薫)の店の常連。妻と娘を捨て、十年近くやさぐれた生活を送っている。
鈴木と入れ替わりにキャバクラ嬢の花(朝倉あき)と客の鉾田(徳井優)が入ってきた。花は「クリームシチュー」を注文する。
花は小さい頃父親が家出して以来、ずっと母子家庭だった。最近は母とも喧嘩ばかりで、自分で学費を稼ぎ大学に通っている。
マスターのクリームシチューを食べ、母を思い出した花は涙を流す。幸薄い花は、幸せをつかめるのか。


黒子のエピソードに胸が痛んだ。手の平の黒子は珍しいと言うが、拳を握った時、その黒子を掴める人は幸せになるのだそうだ。
幼い頃は掴めた花の手の黒子は、大きくなり父が家を出て行った頃から掴めなくなっていた。
黒子のせいか、花は「副業」がバレて内定取消しとなる。「副業」の為に、花自身が不謹慎・不真面目だと思われたのだろうか?
でも、それは違う。花は人一倍生真面目だったのだ。母の負担になりたくないと、金を効率よく稼ぎ、自分のことは自分で
なんとかしようと懸命に頑張っていた。あんなに喜んでいた内定が取り消しとなり、生真面目な花は生真面目に身を持ち崩す。
デリヘル嬢として向かった先の客が鈴木だった。部屋の写真を見て驚愕する花。鈴木は花の父だった。大喧嘩の後、花に詫びる鈴木。
「俺が家を出なければ、おまえはこんなことやってなかった・・・」
花にしてみれば、一番聞きたかった、けれど今は一番言われたくない言葉だったと思う。家庭を壊した父親に謝ってもらいたい
気持ちはある。でも、父が言う「こんなこと」は、花なりに自分の幸せを掴もうとした結果なのだ。今の自分が良いだなんて
少しも思っていないが、父親にだけは自分を否定されたくなかったのだと思う。


花は地道に就活もしていた。向かった先の面接官は、なんとキャバクラの常連・鉾田。驚く鉾田にいたたまれず逃げようとする花を
引き留めると、鉾田は「手の黒子」のエピソードを語る。
あれには続きがある。もう片方の手を黒子の上に重ねると、ほら掴めるでしょう?
「でも、これじゃズルだ」と叫ぶ花に「ズルくてもいいんだ。幸せには抜け道もある」と諭す鉾田。
その言葉に涙を流す花を見て、肩ひじ張って頑張ってきた彼女の気持ちが、少しだけ楽になったように感じてホッとした。
なんでも受け止めるだけではなくて、時には受け流したり、やりすごしたり、時には横道入る知恵も必要だと思う。女子ならば尚更。
鉾田の融通で花の就職も決まり、「めしや」で和解する鈴木家一同。クリームシチューは確かに沁みそうだったなあ(笑)。


蓮っ葉になりきれない、どこか幼さを残すキャバ嬢を朝倉さんが好演。清楚な私服とのギャップに萌え。脚本が荒井晴彦御大だった。
第2期から参加すると知ってたけど、「クリームシチュー」かあ。いいとこついてくる。(クーラン)