一人酒

休日だがオットは出勤。なんでも部署の引っ越し作業があるそうで、朝から出て行って終わったら打ち上げ。なので、私は一人酒した。
ということで今日のつまみ

  • 温奴
  • イカの塩辛
  • きつねうどん  日本酒「二人舞台」できめる

 これは久しぶりのイケジャケだなあ(笑)。
前日、有楽町の茨城産直フェアで買いました。初めて呑みます。辛すぎず甘すぎずで、中口といったあたりでしょうか。


土曜ドラマスペシャル「使命と魂のリミット」(原作・東野圭吾)鑑賞終了。<あらすじ>研修医・氷室夕紀(石原さとみ)には、11年前、父親(永島敏行)が心臓手術を受け、その最中に命を落とすという
過去があった。父の死に納得がゆかず、母・百合恵(高島礼子)が現在、その執刀医・西園(舘ひろし)との再婚を希望して
いることに、夕紀は悩む。ある日「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」と書かれた脅迫状が届く。父の死と、「医療ミス」
には何か関係があるのか?脅迫はエスカレートし病院は危機的状況に。夕紀は西園が執刀する大手術に参加することを命じられる。


父親の死の真相を探る為、西園の元で心臓外科の研修を積んできた夕紀。研修医になっても、未だに中学生レベルの思い込みで
度々西園に突っかかる。極めて個人的な動機で医者を志し「手術の際、医者は患者にとって、神にも悪魔にもなる」とうそぶく
夕紀を見て、この人に診てもらう患者は気の毒だと思った。この人には医者にとって一番大切なものが欠けているようにも感じた。
しかし、彼女にとっては「仕事」でしかない手当を、心から頼りにして感謝する患者やその家族と出会い、自分の仕事に喜びと
戸惑いを覚える。患者がより良い闘病生活を送る為に、その家族に協力を求める。彼女はいつの間にか自然にそれが出来る
医者になっていたのだ。


前編のラストで西園と父との因縁が明かされる。警官だった夕紀の父は逃走する少年を追ったが少年は事故死し、父は職を辞する。
死亡した少年は親一人子一人の西園の息子だった。その後、父と西園は患者と執刀医として出会う。その事実を百合恵は知っていた。
西園が故意に父を殺したと確信する夕紀。そんな中、西園が執刀する大手術に参加する。
脅迫者によって病院内の電気系統は断ち切られ、暗闇の手術室の中、懐中電灯で手元を照らしながら執刀を続ける西園。
他のスタッフも電気機器が使えない状況の中、知恵を絞り手作業で力の続く限り患者の命を繋ぎ続ける。そんな彼らを目の当たり
にして、夕紀は医者が根本的に背負う苦悩を初めて理解する。医者は神にはなれない。消えようとする命を前にしたとき、
医者はただただ無力なのだと。それでも、救いたいと立ち向かう本能こそが医者を医者たらしめる唯一のものなのだと。
その患者が助けるに値する人間であるか否か、医者の本能の前には、そんな問いは無意味なのだ。
西園と母の心を初めて理解した夕紀と、彼女を信じて待ち続けた二人の大人に感動した。
西園の最後の告白が冗長に感じたのが、少し残念。終始お疲れ気味で不機嫌な夕紀が妙にリアルでした。
私は夕紀にはかかりたくないなあ(笑)。(クーラン)