午前10時の映画祭

休日。この日は「午前10時の映画祭」に参加する為、休日の我が家としては驚異的な早出をして映画館に向う。
席は前日オットがとっておいてくれた。ありがとう、オット。


今回観た映画は「ダーティハリー」(監督:ドン・シーゲル 出演:クリント・イーストウッド、 アンディ・ロビンソン)。
言わずと知れた刑事映画の金字塔。素晴らしい作品であることは誰もが知っている。
オットも私も勿論何度も見ているが、私はテレビ放映の吹き替え版しか見たことがない(オットは劇場で観たことがある)。
せっかくの機会だったので張り切って観た。とはいうものの、私は山田康雄以外の声のハリーを見るのは初めてなので、
若干不安も覚える。感想としては、やっぱり吹き替え版とは微妙に印象が違うように感じた。
山田康雄の吹き替えはかなり荒々しく感じたが、当時のイーストウッドの声が若々しくて張りがあるので、微妙に漂うニュアンスが
変わっていたような気もする。翻訳が全体的に固い印象だったせいもあるのかもしれない。でも、字幕と吹き替えの違いを味わえて
こちらとしては大いに楽しんだ。テレビではカットされていた部分も今回初めて見ることが出来て大満足。
意外にシニカルな笑いが漂う作品だったことにも、改めて気付かされた。ニュープリントの画面もイイ色調と画質でありがたかったです。