岸田衿子先生死去

童話作家で詩人の岸田衿子先生がお亡くなりになった。享年82歳だったそうだ。とてもとても残念です。
先生の作品が幼少期の幸せな記憶として心に残っている方はたくさんいると思う。
それなのに、先生にとっての最後の日本の姿がこのような状態になり、心を痛められたのではないかと思うとそれが哀しい。


私ももちろんお世話になった。特に好きなのがコチラ↓

かばくん (こどものとも絵本)

かばくん (こどものとも絵本)

かばくんのふね

かばくんのふね

このゆきだるま だーれ? (日本傑作絵本シリーズ)

このゆきだるま だーれ? (日本傑作絵本シリーズ)

どれも一度開くと何回でも読み返したくなる作品ばかり。買い直してしまった。


世界名作劇場では、よく主題歌の作詞もされていた。
ハイジもフランダースの犬もラスカルも、歌詞を今でも覚えているということは、幼児でも心に残る作詞だったということだ。
私が一番好きなのは「赤毛のアン」だけど、これはちょっとお姉さんぽい歌詞だった。というか、歌いながら「これは詩だな・・・」
等と生意気にも考えていたことを思い出す。乙女の希望や喜びが胸に迫ってきてわけもなくキュンとした。
妹の岸田今日子さんは大好きなムーミンの声をあてていたし、思えば私のキレイな部分の一部はこのご姉妹に多分に
お世話になっていた。全て私の財産です。ありがうございました。ご冥福を改めてお祈り申し上げます。(クーラン)