仕事納め

この日は所要があって出かける。オットは仕事納めの日だったが、仕事がはかどらずバタバタしていた模様。
しかし、帰りにはちゃっかり散髪に寄っていた。とりあえずの仕事納めということで家呑みする。
ということで今日のつまみ

  • 厚揚げ焼き
  • もずく酢
  • サラダ
  • くるみ入り田作り
  • 豚肉のさっぱり焼き(舞茸・もやし炒め付け合せ)
  • 長芋
  • その他  オットは琥珀ヱビス、私は日本酒できめる


★「流れ星」第10話鑑賞。
健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)が別れてから一年が過ぎる。
一年という時間を置く展開がすごくいいと思った。特に修一(稲垣吾郎)にとって。
修一は「梨沙がいないと生きていけない」と自殺を図ったんだけど、しぶとく生きていた。
そんな兄を文句も言わずに介護する妹を見るうちに、修一も段々と頭が冷えて、梨沙の幸せについて考えだす。
修一にとっての梨沙は何にも出来ない妹のままでいてほしかったのだと思う。でも、いつの間にか自転車に乗れて、仕事もして、
貯金もする。一人の女性として立派に自立している。とっくに修一の手を離れていたのだ。そのことを修一が冷静に理解するには
時間が必要だったのだと思う。勝手に病院を退院した修一は使っていた杖を置くと一人颯爽と歩きだす。実は治ってたのね。
妹に最後についた嘘はコレだったのかと思うと、ちょっと笑えた。


健吾と梨沙のすれ違いの連続にはグッと来た。ラブストーリーの割にはラブの要素が薄いなあと思ってたんだけど、
このすれ違いの連続で否応なく気持ちが盛り上がってしまった。時間を置いても薄れることのない想いが十分伝わってきたと思う。
ようやく巡り会えた梨沙に「帰ろう・・・」と一言告げる健吾。どこまでも言葉が少ない健吾の最高の告白だったと思う。
「うん・・・」と答える梨沙の涙が美しかった。


物語的には、風俗嬢、臓器売買、出生の秘密、マスコミ騒動等々、怒涛の展開だったが、終始落ち着いたトーンでしみじみと
ストーリーを楽しむことが出来た。二人の愛を阻む最大の障害がヒロイン兄の妹への執着。という裏設定?も面白かった。
あれ以上やると異常になるギリギリの線だったと思う。
俳優陣は新境地を開いた上戸さんの演技に好感を持った。言葉が少なくていい人すぎる健吾は実は難しい役だったと思うけど、
竹野内さんの抑えた演技は素敵でした。本当はもっと「演技」したかったのではないかと思うんだけど、終始「受ける」演技に
徹っしているように見えて、そこがジレンマを抱える健吾に凄く合っているように感じました。
地味だけど、しっとりしたドラマで楽しかったです。