暗い家庭

この日は朝から曇天。陽が全く射さず、起きても部屋が真っ暗。
まるで我が家を象徴するような「暗い家庭」の風景だった。昼前から雨が降り出す。
午後から買物に出かけるが足元がぐっしょり濡れて不快なことこの上ない。
おかげさまで風邪をひいてしまう。
ということで今日の夕飯

  • 赤魚の粕漬け焼き(水菜とラディッシュのお浸し付け合わせ)
  • ふろふき蕪(舞茸)
  • コンビーフと野菜の炒め物(ピーマン・人参・トマト・白菜)
  • 油揚げ・ワカメ・蕪の葉の味噌汁


炒め物は思いつきで作ってみた。コンビーフって食べるの久しぶりだな。
夜、薬を服用するがオットものんでいた。同じく風邪をひいたらしい。
こんな時だけお揃いにされても嬉しくないぞ!


★「流れ星」第9話鑑賞。
やっと想いが通じ合った健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)。
どうしてドラマタイトルが「流れ星」なのだろうと思っていたが、二人が「流れ星」について語りだす。
私は、一瞬で消える流れ星に願いを託すというのは、頼りないというか、儚く感じるので
「絶対叶うわけない」という梨沙に賛成(笑)。でも「一瞬だからこそ強く願わないと叶わない」
という健吾の言葉にも「なるほど〜」と思った(笑)。
そんな梨沙の願いは「このままでいたい」という控えめなもの。でも、梨沙の満たされた表情を見るのは
初めてのような気がして、目に見えなくとも彼女が掴んだものの大きさが伝わってきた。


しかし、梨沙のけなげな願いは叶えられることはない。妹を取り戻そうとやっきになった
修一(稲垣吾郎)がタブロイド誌に臓器売買の件をリークして大騒動に。
しかし、岡田家に乗り込んできた修一は、すっかり余裕も消え去った様子。
「お兄ちゃんの味方だって。二人だけで生きてこうって約束しただろ?」と拒絶する妹に叫ぶ。
子供の約束を後生大事に今まで生きてきたのかと考えると、哀れな男だと感じる。
「どれだけ梨沙を苦しめれば気が済むのか?」と責める健吾に「あなたが梨沙の心を奪わなければ
こんなことにはならなかった」と吐き捨てる修一。困ったことに修一も彼なりに本気なのだ。
健吾は、そのことだけは悟ったのではないかと思う。妹の為ならなんでもする。
かつての健吾がそうだったように。
「家族は、離れたからって関係が全てなくなるわけじゃない」と弱々しく呟く梨沙。
兄なのに本気で拒絶しなくてはならないというのも辛いことなのだと思う。


愛憎の連鎖を断ち切るために健吾が採った方法は意外だった。タブロイド誌の取材に修一と共に臨み、
「可哀想な風俗嬢を騙して肝臓を奪った酷い男」であると自ら告白後、自首しようとする。
(臓器売買の)契約であることを認めると梨沙も共犯になってしまう。健吾は修一のご希望通りの
シナリオを演じて梨沙を守ったのだ。いつも家族の為、妹の為だった健吾が、
今度は梨沙の為だけに決断した。離婚届も提出して赤の他人となってしまった二人だけど、
これが健吾の精一杯の愛情の示し方だったのだと思う。
例え自分が泥を被ってでも、愛する人の幸せを願う。
そんな愛し方を目の当たりにして、修一は何を思っただろうか?
次回はいよいよ最終回。梨沙にはしあわせになってもらいたいなあ。(クーラン)