こたつ注意報

12月に入ったので仕方なく「こたつ」を作ったが、これがいけない。
毎晩「おこた」で居眠りするオット。なんとかしなくては。
ということで今日の夕飯

  • 麻婆豆腐(豚挽肉・ピーマン・人参・長葱)
  • 竹輪と野菜の煮浸し(エリンギ・人参・白菜)
  • 長芋とプチトマトのポン酢和え
  • ワカメ・オクラ・玉葱の味噌汁


★「流れ星」第8話鑑賞。

マリア(北乃きい)の手術が無事に終わった。それは健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)の契約終了を
意味する。互いに想いを寄せ合っているように見えるが、如何せん朴念仁の健吾なので、
二人の間は遅々として進まず、あれよあれよという間に梨沙の引越しが決まってしまう。
マリアは「ドナーを頼んだのは誰でもよかったからじゃないでしょう。梨沙さんでなければ
ダメだったんでしょう?」と健吾に問いかける。
最初は誰でも良かったんだと思う。ただ、健吾の強い思いや意志を共有して最後まで付き合ってくれる
のは、梨沙しかいなかったのだと感じる。健吾もはそのことはよく分かっているのだ。


マリアの手術の成功を知り涙する美奈子(板谷由夏)が胸に沁みた。マリアに言った「ごめんね」という
言葉は色んな意味があるのだろうと思う。ドナーになれなくてごめんね。家族になれなくてごめんね。
それでも、美奈子がマリアに助かって欲しいと思う気持ちは嘘ではなかった。
それを「会いに来てくれただけで嬉しい」とやんわり受け止めるマリアにもジンときた。
美奈子の矛盾した願いを叶えたのは、他ならぬ梨沙だということも美奈子には分かっていたのだと思う。
「ありがとう。健吾をよろしくね」と梨沙に告げる彼女の美しい笑顔が、見ていて救いになった。


神谷(松田翔太)が、借金苦で各地を転々とする子供時代を送っていたのは意外だった。
自分と同じだと言う梨沙は「今度こそ幸せにならなくちゃ」と呟く。
その「幸せ」に兄は含まれていないらしい。何度も会いに来る修一(稲垣吾郎)に
「お前の元には戻らない!」と宣言する。
妹が必死に兄離れ(て言うか絶縁)しようとしている現実を、修一は認めようとしない。
梨沙達の親も兄妹残して蒸発したらしい。その後は二人だけで生きてきたのかなあ。
親すら消えてなくなる。そんな現実を生きてきて、修一は「幸せ」なんて信じられなくなって
しまったのかも。金もないのに高級車買ったり、一瞬の高揚や喜びを自転車操業のように繋いでいく
生き方しか出来ない。そんな修一の中で唯一、芯となっているのが梨沙なのかもしれない。
「お前が風邪をひいた時は病院まで抱えて走った」とか言ってたけど、それだけは本当なんだろうなあ。
幸せになろうと、自分を切り捨てようとする妹を阻止するために、修一が今度は何をしでかすのかが
大いに気になる。


引越し当日になっても相変わらずの健吾と梨沙だったが、ようやく二人の思いが繋がる。
いつも言葉が足りない健吾の抱擁に涙で答える梨沙。無言で想いを伝え合う二人を、
素直に「いいなあ」と思った。あと、坂道を自転車で登る竹野内豊の脚力もすごいワと思った(笑)。
(クーラン)