溶けます・・・。

休日。この日はオットがマンション管理組合の会合に出席。いつにも増して長時間の会議となる。
オットへロヘロになって戻る。その後、所要があって出かける。
車で出かけたが、温度計がなんと40℃!40℃なんて初めて見た。
思わず我が目を疑ったが事実だと悟り一気に体から力が抜ける。夕飯は和食系ファミレスで済ませる。
ということで今日の夕飯
 
鮨・そばセット(オット)&天ぷらおろしそばセット(私)
私は麦焼酎できめる。オットは車なので呑まず。


★今週の「ゲゲゲの女房」は、布美枝さん(松下奈緒)的には激動の内容だった。
水木先生(向井理)の仕事は多忙を極め、最近は家族の時間はおろか夫婦の会話もない。
実はある出版社の原稿料が回収できなくなったので、その穴埋めの為に仕事を増やしていたのだ。
しかし、プロダクション経営に関わる親族達は当然その事実を知っているのに、
水木先生は布美枝さんだけにはかたくなにそのことを知らせようとはしない。
布美枝さんは意を決して心配と不安な気持ちを初めての手紙に書き綴るが、
水木先生はなんとその手紙をゴミ箱にポイ捨て!
これは私的にはこのドラマ始まって以来のちょっとした衝撃映像だった(笑)。
水木先生の気持ちも分からないではない。必死で踏ん張っている時に「無理しないで下さい」等と
言われるとイラッとするだろう。でも、事情を知らない布美枝さんにはその声かけの
タイミングすら分からないのだ。
「分かっとらんなあ」が最近の水木先生の口癖だけど、分からないんですよマジで!
最低限のことは言ってもらわないと!
水木先生の中では、布美枝さん=家族=自分という感覚になっていて、布美枝さんは
自分のことは何でも分かってくれるという思い込みがあったのかも。
でも、家庭と仕事は完全に分離させたいという矛盾もあって、勝手にその枠にはめ込まれる
布美枝さんの精神的な不安を考えると気の毒になった。
ある晩の食卓でいかにも「昭和の男」的権威を振りかざす水木先生に、とうとう布美枝さんがブチキレ!
エプロンを叩きつけると家を飛び出す。
貧乏暮らしの頃を思い出し「あの頃に戻りたい」と呟く布美枝さん。でも、こういう時に意固地にならず、
すぐに戻ってしまうところが、いかにもおっとりした布美枝さんの人柄が出ていてとても良かった。
その後、水木先生が過労で倒れたことで夫婦はゆっくり話し合う。
「一人で描いていた頃とは違う。一個小隊を抱えた身として責任がある。口で言わなくてもわかると
思っていた」と語る水木先生に「辛いなら辛いといってください」と答える布美枝さん。
貧乏暮らしの頃、互いの気配だけで相手の気持ちが分かったあの頃のようにはいかないかもしれない。
周囲も環境も夫婦の関係も常に変わっていくものだから。
でも言葉で気持を伝えて理解しあうことは出来る。二人がその事に気付けて本当に良かったと思った。


後半はまさかの貴司(星野源)死去で大ショック。この前村井家を去るときに一瞬スローモーションに
なった気がしたんだけど、こういう伏線だったのね・・・。
先日も布美枝さんの危機を察知し忠告してくれた優しい弟だった。
あまり会えなくても精神的な距離はとても近い姉弟だったのかなという気もする。
なかなか哀しみの癒えない布美枝さんの姿を見ていると胸が痛くなった。(クーラン)