「黒執事II」第三話

「女郎執事(めろしつじ)」見た〜。
今回は、「人体発火事件」を中心に話が進んでいくんだけど、こちらは特に心トキめかせる
要素は無かった(笑)。好きでもない男と結婚して損をしたと思い込んでる欲求不満のオバサンが、
幸せな若妻を妬んだ末の凶行なのであった。ということ。


で気になったのは、やっばりシエル(CV:坂本真綾)。
どうやらシエルはマダムレッドが死んだことやグレル(CV:福山潤)のことも記憶に無いらしい。
でも、グレルを見てマダムレッドの影がフラッシュバックされるということは、
まったく思い出せないというわけでもないようだ。しかもセバスチャン(CV:小野大輔)も
グレルもシエルが忘れていることを知っている(もしくは察している)ようなんだよな。
個人的には、このⅡ自体がパラレルワールドなのかも。Ⅰと平行線状に進むもう一つの世界なのかもと
思っていたのだけど、シエルのフラッシュバックを見る限りは違うようだ。
ただ、気になるのがアバーライン(CV:菅沼久義)なんだよな。
彼の記憶も無いし、前作と微妙にルック(髭)も名前も違うような・・・。
(前作はフレッドじゃなかったっけ?)


時系列的に言えば、燃えるロンドンを見てヤードのランドル卿(CV:青山穣)が
「つくづくよく燃える街だ」と言っていたということは、Ⅰの後ともとれる。
しかし、シエルは倒したはずの「女王の命」を受けて番犬の仕事をしている。
でもこの「女王の命」がホンモノかどうかはわからない。もしかしたら新主従が一枚噛んでるのかも・・・。
事実「人体発火」は新執事クロード(CV:櫻井孝宏)が暗躍していたらしいし・・・。


一番疑問なのは「なぜシエルが記憶を無くさなくてはならないのか」ということ。
マダムレッドの死の記憶が無いということは、目的の為には肉親さえ見殺しにした過去が
無いものとなっている。「ゲーム(復讐)に勝つためには、肉親だろうが友だろうが犠牲にする。
そのことに迷いもしないし、後悔もしない」と宣言したあの墓地での誓いも無かったことになる。
この状態のシエルを誰が望んでいるのだろうか?シエル自身?セバス?それとも新主従?
それに、復讐を誓うシエルに「例えその相手が屍であっても?」というセバスの問いかけも気になる〜。
謎が謎を呼びなかなか面白いです。次回も期待。(クーラン)