「黒執事II」第二話

「単執事(ソロしつじ)」見た〜。
予想はしてたけどOPは全取っ換え。旧主従と新主従が入り乱れてた(笑)。
しかし今回本編に新主従は微塵も登場せず、謎を呼ぶ展開。
冒頭、前作最終回の再現の如く船で眠るシエル(CV:坂本真綾)にセバス(CV:小野大輔)が囁く。
夢の泉に映るのは物語の続き、輝ける黄金の午後。では、坊ちゃん・・・目を開けて」
前作で水面に映ってたのは、坊ちゃんのシネマティックレコード(走馬灯劇場)だったはずなんだけど、
ここでは「物語の続き」?まあ、これでようやく原作七巻の帯につながったというわけで思わず感無量。

黒執事 7 (Gファンタジーコミックス)

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でも、今回の時間軸がよく分からない。
初回の「さあ、坊ちゃん。お目覚めの時間ですよ・・・」の続きではないような気がするんだよな。
前作で死にかけてた使用人ズもピンピンしてるし、シエルを裏切って粛清された劉(CV:遊佐浩二)も
しれっと登場する。あまりにも平穏で、この世界に女王は存在するのか、
シエルはいまだ「女王の番犬」なのか、復讐は完了していないのか、諸々よく分からない。
ファントムハイヴ家当主の務めとして、社交界のぬるい付き合いも淡々とこなすシエルだが、
この平和な光景にわけもなく胸がざわつき始める。そんなシエルを見つめながらつぶやく劉。
「束の間の平穏は、二度と取り戻すことの叶わぬ幻の果実」
う〜ん。意味深過ぎてよう分からん。でも、劉が「開眼」して呟いた言葉に何も意味がないとは
思えないんだよな(あの劉だからこそ意味などナイとも言えるが・笑)


しかし、変わらないものも確かにあって、それは許婚・エリザベス(CV:田村ゆかり)の
シエルへの愛情。常に憂いの表情をうかべるシエルを案じ、その姿を見た者は幸せな生涯を送る
という伝説の白い鹿を見つけようと張り切る。シエルにどうしても幸せになってもらいたいんだよね。
幼い許婚同志はお雛様?みたいでカワイかった(笑)。
その後洪水が起こり、坊ちゃんが溺れている間に、セバス以下使用人達が人間離れした力技で(爆)、
川を本来あるべき形に変え水の流れを正して二度と洪水が起こらないようにする。
そして丘から見えるものは、白い鹿の形をした太古のヒルフィギュア(地上絵)なのであった・・・。
というオチなのであった。しかし、肝心なところはオチてない(笑)。


この回はやっぱり初回の続きではないと思う。するとやっぱりコレは夢なのか、
それとも過去の記憶の再生なのかもしれない。ていうか、実はシネマティックレコードの一部なのか?
もしかしたら、誰かがそれを改ざんしているのかも。
気になったのは最後にシエルが呟く言葉。「本来あるべき姿か・・・」
シエルの本来あるべき姿とは?それはどうやら平穏な日々を過ごすことでは無さそうだ。
分かったのは、時間軸のズレ・夢と現実の狭間・主人公の交代などが何の説明もなしに行われる
世界に毎回放り込まれるのかなということ。
全てのパーツが揃った時に本当の物語が見えてくるのだろうが・・・。(クーラン)