谷中散歩 その六

ところで、街を散策していると結構面白い物を見かけたりする。

路地裏の井戸。まだ井戸ってあるんだな。でもコレ使ってるの?

外国人宿として有名な「澤の屋旅館」前の自販機。
こんな柄の自販機初めて見た。日本情緒たっぷり。外国人でなくとも購買意欲が湧く?(私は買った・笑)

みかどパン。「巨大なヒマラヤ杉に抱かれたお店」として有名。
写真撮らなかったけど、ヒマラヤ杉は圧巻。夏場は涼しくていいだろうな。

谷中霊園内のお墓・印籠マークが門にあったけど徳川家の墓?調べる余地があり。


ところで、この後、霊園内にある徳川慶喜の墓を見に行った。
明らかに他とは形状が違う墓で興味をもって眺めていたが、そこで突然
「これなんでこんな形してるか分かるっ?」と初老の男性に話しかけられる。
話しぶりから歴史マニアな感じが伺え、力強い語りっぷりにその場を動けなくなる。
しかし勉強にはなった。徳川慶喜水戸藩出身だが、その水戸藩神道を重視しており、
この慶喜の墓は、神道に則った形なのだそうだ。
「明治以降、表立った活躍の場を与えられずに終わった慶喜が、唯一我を通したものが
この墓だったに違いない!」と男性はアツく語る。
「側室を同じ墓地に埋葬させたのも慶喜ぐらいしかいない」と更にアツく語る。
ここまでは良かったが、そのうち「梅毒は今で言うエイズ」の話になり、最終的には
「浅草の今戸神社で縁結び会が催されているので是非とも行くように!」と熱心に勧められる。
かなりの時間、野外授業を受けていたがキリがいいところで自主終礼させて頂いた。
しかし、大変勉強になりました。ありがとうございます。
墓の写真を撮りたかったが、それどころではなかったのが心残り(笑)。