呑み過ぎたせいか

休日。この日も夕方から映画を観に行く。
上映まで時間があったので「粥餐庁」(カユサンチン)というお店で食事を済ませる。
ということで今日の夕飯

岩のり玄米粥セット(オット)&蒸し鶏のフォー(私) 私はビールをきめる。オットは呑まず。
オットは前日呑みすぎたせいでさっぱりした物が食べたかったらしく、喜んでいた。


この日観た映画は「ハート・ロッカー」。おなじみのアカデミー賞受賞作品。
キャスリン・ビグローの久々の監督作。決してつまらなくはないし、それなりに面白いと思った。
しかし、観終わってどうにもモヤモヤする感覚が残る。これもっと面白くなったような・・・。
「戦争は麻薬である」というナレーションが冒頭から入り、あらかじめテーマが提示された形で
映画は進む。しかし、その狂気の描き方が徹底していなかったように感じる。
この監督は、「ハートブルー」で「極限状態に身を置き生を実感する人間」について、
既に描いている(戦争ではないが)。しかし、あちらの方がインパクトも説得力も大きかった。
戦場の現状をドキュメンタリータッチで描く方向も、カメラワークのせいでのめりこめず。
「臨場感」や「リアルな視覚」を、手持ちカメラの不安定な映像で表現するという手法は、
いいかげんやめた方がいいと思う。作品をエンターテイメントとして作ろうとする際、
その手法は決してプラスには働かないと感じる。
しかし、話自体は面白かった。登場人物を「爆弾処理班」に特化した点は非常に面白いと思う。
常に爆発の危険を抱える現場で仕事をしていたら、精神も擦り切れてくるだろう。
そういえば、ガイ・ピアースが出てたんだけど、パンフレット読むまであの「軍医」がそうなのかと
思ってた。正解は冒頭に爆死する彼デシタ。わかんなかった〜(笑)!(クーラン)