41才の春はまだ
この日は天気も良く薄着で買い物に出かけたが、風がビュービューに吹いていて、しかも冷たい!
行きの道中で凍えて、スーパーで凍えて、帰りも凍えるという春とは思えない経験をした。
ということで今日の夕飯
- 鯖の唐揚げ
- 小松菜と竹輪の煮浸し
- 豆腐とアボカドのサラダ
ところで、朝日新聞夕刊に「人生の贈り物」という連載があるが、先週は音楽プロデューサーの
木村英俊氏のインタビューが掲載されていた。
失礼だが、お名前を気にしたことはなかったのだが、連載を読んで驚いた。
このお方は、いわゆる「アニソン」のプロデューサーだったのだ。
「ジャングル大帝」も「ハイジ」も「ヤマト」も「キャンディキャンディ」もみ〜んなこの方が
プロデュースなさっていた。
その秘話を語っておられたが、作品と主題歌のバランスというか関係性に非常にこだわる姿勢に
心を打たれた。特に「天才バカボン」についての話は感動。
木村さんは、「天才バカボン」は音楽なんかいらないぐらい漫画として完結していると
思っていたそうだ。そこに何を付け加えるかと考えて、「こおろぎ'73」に
「元祖天才バカボンの春」を唄わせたのだ!あれですよ。
「41っ才の、春だから〜、元祖天才バカボンの、パパ〜だ〜か〜ら〜、冷たい目で見な〜いで〜♪」
私はアニメしか見たことなかったけど、このエンディングにはしびれました。
なんですかね。赤塚不二夫氏の歌詞とこおろぎさん(笑)達の絶妙なハーモニーに、子供ながら
おかしみと哀しみを覚えました。おセンチ(死語)な気分になったというか(笑)。
今のアニメ(と言えるほど詳しくはない)は、いわゆる「アニソン」ってあまりないですよね。
J−POPのアーティストが普通に曲を提供してますし。
そういうのもいいんだけど、木村さんのような卓越したセンスのプロデューサーの指揮で作り上げる
アニソンを、聞いてみたいなあと思いましたね。(クーラン)