BS「とことんルパン三世」第一夜

昨日、NHK BS「とことんルパン三世」を見る。
と言っても、旧ルパンは既に録画してあるので、ところどころを見ようと思ってました。


ところが、第一話「ルパンは燃えているか…?!」が始まったら、
もう〜、目が離せなくなってしまった(笑)!
もちろんこれも録画済だし、生涯で何百回見たかわからないというのに〜。
これぞ、まさしく別腹(爆)。


記念すべき第一話の演出はおおすみ正秋氏で、初回はおおすみ版旧ルパンの世界を
端的に表している。
ここで描かれる男達の、時計、車、銃等、モノに対するフェティシズムがほんとスゴイ。
持ち物で各キャラクターの人格を語らせようとしているかの如くだ。
そうでなければ、時計なんてあんなにディテールを細かく書く必要もないし、
車のウンチクをセリフに盛り込む必要もない。
これ、明らかに子供に向けて作っちゃいないんですよ。大人の男に向けて作ってるわけ。
でも、当時の日本の、大人にも、男にも、こういった感覚は理解されなかったのか、
宮崎版で方向転換してしまったわけですが。
あのまま行ってたら、それはそれでかっちょいい旧ルパンの世界が描かれていたと
思うんですけどね。(宮崎版も好きですが)


ところで、チャーリー・コーセー様出てましたね。唄っておられましたね。
実体を見たのが初めてだったのですが、ルパンをイメージしたスーツ(赤ジャケだったが)を
ビシッとキメて、カッコ良かったです。
ていうか、ミラーサングラスかけてるのに、あんなに渋いってスゴイわ。
EDを歌われてたんですけど、声が全く衰えていなくて正直ビックリしました。
却って、艶を増してる感がありましたね。2番も唄っていて感涙。
ヤマタケ(山下毅雄様)が生きていたら、今日出演していたかもなんて感慨に耽りました。
(私達の世代にとっては、ヤマタケと大野雄二の作る音楽はDNAの一部になっていると
言っても、過言ではない)

ルパン三世 ´71 ME TRACKS

ルパン三世 ´71 ME TRACKS

あ、そういえば寺脇康文氏のコスプレが、すごくセンスが良くて驚きました。
一目でルパンのコスプレと分かるんだけど、普段着ていても、全然無理がない感じ。
上質のコスプレ(なんじゃ、そりゃ)という感じでした。(クーラン)