ねたあとに

朝日新聞の夕刊小説「ねたあとに」(作:長嶋有)読んでますよ〜。
何もない山小屋(虫はいっぱい)の濃ゆ〜いマッタリ生活を描く本作。
5月31日分(だったと思う)から、また1年後の山小屋ライフに突入。
でも相変わらずマッタリしてます(笑)。
この年はどんなゲームが始まるのか楽しみです。
しかし、去年は噂のヒキオさんが突如電話で登場して、読んでる私も興奮したのに
唐突にその年は解散でこれもまたあっけにとられました。


ところで、前から疑問に思っていたことが。それは高野文子先生の描く挿絵。
本作は「久呂子さん」の一人称で話が進んでいくのだけど、
久呂子さん以外の人は、それぞれ誰であるかを識別できるキャラを書いているのだが、
この「久呂子さん」だけは「バーバパパ」(ちょっと違う?)みたいに描いてあって、
外見的特徴がわからない。
なんで「久呂子さん」だけ違うのかしら?やっぱり一人称だからかな?
自分の姿は鏡に写してでしか見ることができないし。


不思議なことに、この作品、読んでると自分も山小屋にいるようなというか
ゲームに参加している気分になる時もしばしば。
つまり「久呂子さん」の目線と自分の目線が同化しているような感覚になります。
それも踏まえての「バーバパパ」なのかしら?
だとしたら私、この作・画コンビの術中に、もろに、
そして気持ちよくはまっております(爆)。(クーラン)