カメラの眼

昨日、録画していた「2クール」(出演:小林聡美 もたいまさこ)を見る。
http://www.ntv.co.jp/2cool/index.html


今回は
小林聡美もたいまさこが、イラストレーター黒田潔さんと新しい空間を創作します。
蝶や花や動物をつくり、感じるままに空間に置いていく、そんな時間を楽しむ3人。
どんな作品ができるのでしょうか。」
という内容だった。


私は「あーと」とか「ゲージツ」とかは、正直よう分からん(笑)。
でも、ここで作られていた、紙から生まれるオブジェ?達は、
写実的な花(食虫植物あり)や昆虫(まんまバッタあり)で、
見た目かわいくないものもあるのだが、適当に配置してみると、
確かにかわいらしさも漂い、不思議な空間になっていた。


ところで、今回ハッとしたのが、もたいまさこ氏の
  「絵を描く人の眼はカメラになっている」  という発言。
これって確かにそうだと思う。
私自身は絵等は全く書けないので、残念ながら「カメラの眼」は
持ちあわせていないのだが、友人で、絵やイラストや漫画を書く人達の「見え方」に
何度か驚かされたことがある。
「なぜ、こんな色を塗るのか」「なぜ、こんなアングルで絵をおこすのか」
「なぜ、こんな単純な線で一瞬を切り取れるのか」
凡人には分からないが、彼らには「そう見えている」のだろう。


これはもちろん写真や映像、アニメーションを創る人達にも言えることで、
そういう方々が、日々創造するモノ達を味わうことによって、
私達の心の一部も潤っているのだなあ。と思ってしまった今日この頃。


ところで、オットとも話したのだが、この番組の映像は何で撮ってるんですかね。
デジタルなんだろうけど、画面の質感が「フィルムっぽい」質感なんですよね。
この前の「つくし野図書館」でも強く感じたんだけど。相当、こだわって撮ってます。
撮影は谷峰登氏。って「めがね」の撮影やってた人なのね。これまたどうして。(クーラン)