一週遅れはつらいよ

NHK大河ドラマ篤姫」を一週遅れの再放送で見ているが、
先週の土曜は出かけたので、録画していた「第20回 婚礼の夜」を、
ようやく見た。http://www.nhk.or.jp/taiga/index.html


やっぱ「家定」いいっすね(笑)。堺雅人氏の演技が最高。間がいいっていうか。
篤姫の「爆睡放置プレイ」に対する将軍様の「ええぇぇぇ〜〜〜っ?」は、
何度もリプレイしましたよ(爆)!!
ていうか「あれ」って、完全いまの時代の「間」で演じてるんだけど、
あれ以外考えられませんね(爆)。
堺氏が、かなり思い切って演じられていて、見ていて楽しくて仕方がありません(笑)。
宮崎あおいちゃんの堂々とした芝居に対して、堺氏の「攻め」の演技が
すごいハマッてます。


そういえば「老中首座 阿部正弘」を草刈正雄が演じてるけど、ここ最近の草刈氏は
軽妙洒脱な紳士みたいな役が多くて、どちらかと言うと「攻めの演技をする人」
というイメージが強かった。
しかし、本作は「バカ殿」のご乱行を一身に受け止めるいわば「守りの演技」。
難しい顔をして、口数少なく、常にストレス抱えてそうな顔をしてます(笑)。
これが結構新鮮。
この阿部という人は、家定が暗愚を装っていることを確信している(と思われる)
ただ一人の人。
バカ殿を演じる家定を痛ましげに見る姿に結構グッとキますね(まさにナイスミドル?)。
篤姫と家定が出会う前までは、家定はこの阿部とのやりとりがほとんどだったんだけど、
彼らの水面下での丁々発止の攻防には毎回ゾクゾクしてます。
でも、もうすぐ阿部は亡くなってしまうので「家定VS阿部」を見られるのも
あと僅かみたいですね。残念。


ところで、家定の「うるさぁぁ〜〜いっ」って我が家のバカ殿の口癖と同じです。
初めて聞いた時、爆笑しました。(クーラン)