なんとなく…
松田龍平、栗山千明の「ハゲタカ」コンビが出ているので「あしたの、喜多善男
(祝!主演小日向文世)」を見ている。
飯田譲治の脚本なので奇妙な味わいを楽しむドラマ、(島田雅彦の原作「自由死刑」は
未読なので…)と思っていていると話が進むにつれ、ミステリ小説の様相を呈してきた。
でね、この展開…
親友に裏切られた主人公
主人公と親友と女の三角関係
死んだはずのその親友は、実は生きていて…(←予告ではそんな感じだった)
あらら、これは…レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」
(若しくは「ロング・グッドバイ(村上春樹訳」)ではありませんか。
喜多善男のあしたはどっちだ!
まあ、これは繰返し使われる古典のようなネタですけど。
そういえばこの間、シネマアートン下北沢にかかっていた工藤栄一監督品
「ヨコハマBJブルース」も同様の話だった。
ここでは主人公=松田優作
その親友=内田裕也
女=辺見マリ
ということで濃厚なグルーヴが噴出していたよ。(○)