彼と彼女の

昨日、東京は深夜には雪との予報がなされるほどの極寒。(降らなかったけど)
そんななか下北沢CLUB QUEでSCOOBIE DOYOUR SONG IS GOODのライブ


先ずはYOUR SONG IS GOOD
サイトウ氏登場するやいなや
「危険ゾーンに女子がたくさん…最初に謝っときます。すいません!」のMC。
程無く客席にダイブ。


その後もメガネも吹っ飛ばす熱いプレイをみせてくれた。
サイトウ氏のハモンドオルガンの音色とても良いね。


ところで、そんな狂熱のライブのさなか、
突如、ギターのシライシ氏が「再発されて最も嬉しかったアルバムってナニ?」とサイトウ氏に
問われ「んー…ロジャー・ニコルズのアルバムかな」と答えていたが、このときは客席の
反応無かった。若い人が多かったのかな。


スクービーは「BACK ON」で幕開け。早くも沸点。
「FUNKY NEW DAY pt3」以下どの曲もライブを重ねる度にどんどん良くなる感じだ。
新曲の「Private Lover」と「フリースタイル」はどちらも極上のメロウ・グルーヴ。
デヴィッド・T・ウォーカーみたいに、リーダーのギターがとろけそうなフレーズを奏でる。
「L・S・L」で一旦しめて、アンコールの「ロックンロールは未定」で終了。


汗、何リットルくらいかいただろ?
俺だけじゃないよ。冬の乾燥した空気とは裏腹に密室のQUE内部は皆の熱気で高温多湿。
まさにFUNK。
演者も客も湯立ってたよ。


そんな、彼や彼女の体内から発せられた汗はほどなく気化し、別の彼や彼女の体内に
取り込まれる…。
これをFUNKと言わずして何がFUNKといえましょうか。


しかし、スクービーって、ギター、ベース、ドラムス、ボーカルの四人編成のバンドでFUNK
やってて稀有な存在だと思う。
しかもむこうの音ただ追っかけるだけじゃなくて、根底に昭和歌謡のテイストがあって日本的。
ロディアスで黒くて、そしてライブはアツくて…。
新曲の上記二曲はそんな彼らの良い面がすごくでてたと思う。
過去には余計な音が多すぎたり、変にハヤリと融合してた時期もあったけど
(私の個人的な見解です)これからは、この路線で突き進んでほしいな。
あとは、初期の作品にみるマツキの「男のやせ我慢」的な歌詞が復活してくれればな…。
「きまぐれ天使」みたいな、ね。(○)