働きマン勝手に初回感想
ドラマ「働きマン」の第1回を鑑賞した。
以前書いた事もあったが私達夫婦は安野モヨコ先生の大ファンである。
当然このドラマに関しては期待をもって見た。
第一印象としてはなかなかの好感触である。キャスティングがそれぞれ意外にも合っている。
原作そのものとは言わない、むしろ全く違ったルックスであっても演じているのを見るとそれぞれが意外に
ハマッていたのだ。(特にデスクのセクスィー部長…じゃなくて沢村一樹氏、リスキー田中の速水もこみち君、
オットは菅原役の津田寛治氏ははまり役だと言っていた)
そこで、主人公松方弘子役の菅野美穂女史なのだが、正直合っているとは思わなかった。
彼女の華奢な体付きのせいか、今までの役柄のせいか「性別すら越えて働きまくる働きマン」には、
初回の段階では見えなかった。
しかしそうはいっても抜群の演技力で最後まで見せきっていたし、「仕事モードオン!男スイッチ入ります!」
のくだりはアニメ版より自分のイメージや間と合っていて驚いた。そしてあの走りっぷり!あの一瞬は確かに
「働きマン」だった。おそらくこのまま見続けていけば、彼女の演技に自分の固定観念がやんわりと
ねじ伏せられると思う。(むしろそれを期待している)
ところで、ここまで「原作のイメージ云々」と書いてきたが、私は原作至上主義者ではない。
むしろ小説漫画等の原作を映像化する場合、映像化する人間がその原作をどのように解釈して作品を
作るのか、そこに非常に興味がある。その為ならば、原作の外してはいけないエッセンスを抽出して
作品に表していれば、例え内容を変えてしまっても良いのではないかとさえ思っている。
その点でこのドラマ「働きマン」を見ると結構いい線いっているのではないか。
原作を巧みに変えてつなげて話を上手く着地させ、きっちりと核になるセリフを吐かせて見応えのある
ドラマを作り出している。
この原作に対する脚本家の解釈は、今後おそらく菅野美穂が演技で体現してくれるだろうし、
それを確かめるためには見続けるしかない。期待してます。 (クーラン)
- 作者: 安野モヨコ
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