金曜日

三連休明けの金曜日。オットは呑み会。私もしっかり一人酒する。
ということで今日のつまみ

  • 揚げ出汁豆腐(昨日の残り)
  • 鯵の南蛮漬け(昨日の残り)
  • あんまん(デザート)  芋焼酎「爽 飫肥杉」できめる


神楽坂の「五十番」あんまん。先日の婚家の墓参りの際に、義両親がお土産に持たせてくれた。
食べるのは久しぶりだけど、あんが美味しい〜。御馳走様でした。

「C」

フジテレビノイタミナ枠の「C」1〜4話鑑賞。「モノノ怪」「空中ブランコ」の中村健治監督の最新作。<あらすじ>2011年。日本はミダス銀行による資金運用の成功により経済は回復するも、国民にその恩恵が反映されることはなく、
不安な世相が続いていた。公磨(CV:内山昂輝)は、不幸な生い立ちから、公務員になり普通の家庭を持つことを夢見る大学生。
ある日、真坂木(CV:櫻井孝宏)と名乗る男が現れ、公麿の将来を担保に金を融資すると言う。公麿は、アセットと呼ばれる
モンスター同士による戦い(ディール)によって、資産運用を行う「金融街」での戦いに巻き込まれていく。


面白いと思うんだけど、微妙に覚めてます(笑)。仮想空間的な「金融街」のビジュアルにイマイチのめりこめてないような気もする。
ゲームやらない人なので感覚が分からないのかも。
ただ、ここで担保にするのはプレイヤーの「未来」なわけで、これは決してゲームでは終わらない。大なり小なり必ず
現実世界に影響してくる。
面白いのは、実際の金融用語が、この「C」における「金融街」でも使用されているところ。
例えば「ディール」は「取引」だけど、「金融街」では、プレイヤー同士の「戦い」を意味する。
「アセット」は本来「資産」を意味するけど、「金融街」では、プレイヤーのバディとなる「モンスター」を意味する。
このモンスターが戦いに敗れれば、プレイヤーの「未来」の価値が下がる。つまり、この「アセット」と呼ばれるモンスターは
「資産」を擬人化したものなのかもしれない。こういった情報をたいした説明もなしにポンポン出してくる不親切な感じは、
逆に興味をそそられるのではないかと思った。


ミダスマネーが現実世界に大量に紛れ込んでいて、それがどう影響するか、「金融街」の覇者になりつつある三國(CV:細見大輔)
ですら分からない。というのも面白く感じた。あの真っ黒な紙幣は見てるだけでなにやら不安になってくる。
大体、「金融街」で「破産」したことにより、現実世界でいたはずの「子供」の存在自体が抹消されるというのは、どういう
ことなのか?「金融街」が「現実世界」を侵食しているのか? それとも破綻した未来に合わせて過去から作り変えられてしまう
ということなのだろうか? 悪い意味でリアルライフゲームをリセットしたみたいな?
年寄りなので、物語的にもキャラ的にも今のところついていけてない。ハマるのはこれからか?


ただ三國が公麿に語った「金を稼いだら、何かのために使え。金を使えば誰かを潤す。貯め込めば幸せなのは君だけだ。
ささやかな幸せは君を幸せにしても、周りに大きな幸せをふりまくことはできない」というセリフは、今、この時にふさわしい
言葉だと思う。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

フジテレビノイタミナ枠の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」1〜4話鑑賞。<あらすじ>じんたん(CV:入野自由)、めんま(CV:茅野愛衣)、あなる(CV:戸松遥 )、ゆきあつ(CV:櫻井孝宏)、つるこ
(CV:早見沙織)、ぽっぽ(CV:近藤孝行)ら6人は、幼い頃「超平和バスターズ」というグループを結成し、秘密基地で遊ぶ仲間だった。
しかし突然のめんまの死により彼らの間に距離が生じ、めんまへの後悔や負い目を抱えながら、高校進学後は疎遠な関係となる。
受験に失敗し、引きこもりとなったじんたんの前に、死んだはずのめんまが現れ「願いを叶えて」と頼まれる。めんまはじんたん以外の
人間には見えず、幻覚だと思おうとするじんたんだったが、困惑しつつもめんまの願いを探っていく。それをきっかけに、
別々の生活を送っていた6人が再び集まり始める。


あまずっぱ〜い。どちらかというと、シリアスでじっとりした湿度高めの青春群像劇。繊細で意地悪で壊れそうなガラスの10代の描写が
いいです。年寄りなので、萌え要素は感じないし、そこまで感情移入はないですけどね。少女のままのめんまは若干ウザく感じたし。
脚本は岡田麿里さんだけど、前作の「放浪息子」が、個人的にはとっても痛々しくて、毎回唸りながら見ていたので、
それに比べると今回は遠くから見守るように見ています。
キャラ的に気になるのはじんたんのお父さんですかね、年齢的に近いんで(笑)。ソフト〜なあの父ちゃんが、奥さん亡き後、
すっかり扱いにくい子になってしまったじんたんをどういう想いで見守ってきたのか、すっごい気になります。
あと、1話でめんまのママが仏壇の娘に(子供用食器で)カレーお供えするシーンとか、もううるうる(泣)。
4話ではゆきあつの屈折しためんまへの想いが大変な形になってたけど、そんなにヒカなかった。ガチャガチャの女子グッズの
伏線が見事にはられていて、さすが岡田さんだな〜と思いました。(クーラン)