永のお別れ
この日は、会社帰りのオットと待ち合わせて、東銀座の「銀座シネパトス」に向かう。
3月末をもって、老朽化の為、45年の歴史に幕を閉じる「シネパトス」の雄姿を、もう一度目に焼き付け、そして、最後の
映画鑑賞をする為に、やってきた。
以下、いつまでも心に留めておく記録。
シネパトスといえば、この看板
シネパトスといえば、地下へと降りていく階段
シネパトスといえば、なにやら印象的な飲食店の数々
このチケット売り場も見納め
館内や、外にも、著名人の色紙やファンの寄せ書きが・・・。
トイレの個室に貼ってある「ポップコーン語録」も記念に激写。スタンプも押しましたよ〜。
シネパトスでの最後の映画鑑賞に臨む。
最後の上映作品は「インターミッション」。観た感想としては、イマイチだった。
個人的には、本作で挿入されるヨーロッパ系の小難しい作品を、このシネパトスで観たことは一度もない。
私にとってのシネパトスは、ゲテモノ・キワモノ・超低予算映画を、バンバンかけてくれるありがたい映画館だった。
「ガイバー」の実写版や、韓国の怪獣映画「ヤンガリー」等の珍作を観たのもココ。
東宝特撮映画の特集を組んでくれて、通いつめたこともあったなあ。おかげで「妖星ゴラス」という傑作を知ることが出来た。
そうそう「大魔人」もココで観たわ。アクション映画も、超低予算故に埋もれている傑作、埋もれて当然の駄作まで、
シネパトスのおかげで、様々な作品を観ることが出来た。本当にありがたかった。
閉館が非常に惜しまれます。震災が起こっていなければ、まだまだシネパトスは存在し続けていたのだろうか?などと
ふと思ったりもしますが、考えても詮ないことでしょう。
とにかく、ありがとうございました。さようなら、いつまでも忘れません。
大好きでした。「銀座シネパトス」。