休日

休日。夕方から映画を観に出掛ける。レイトショーなので車で行った。
開映前に時間があったので、「らーめん専門店 ぶぶか」で食事。
ということで今日の夕飯

とんこつラーメン、ミニチャーシュー丼(オット)、油そば、餃子  私はレモンサワーできめる
なんか、ハマってしまった、油そば(笑)。前回塩麹だったので、今度はノーマルにしたけど、個人的には塩麹の方が好みかも。


★「るろうに剣心」鑑賞。(監督:大友啓史  出演:佐藤健武井咲、吉川晃司、)
〈あらすじ〉明治10年東京。神谷活心流の人斬り抜刀斎を名乗る者が、多くの人を惨殺する。その正体は鵜堂刃衛。アヘンで日本を
制したいと企む実業家・武田観柳の護衛だ。父から道場を継いだ神谷活心流師範代・神谷薫は、抜刀斎を探す最中、緋村剣心という
逆刃刀を持つ人懐こいるろうにと出会い、彼を居候させる。実は剣心こそが、幕末に世を騒がせた伝説の“人斬り抜刀斎”だった。


原作もアニメも通った者として、この映画化には期待と不安を抱いていた。
期待の点で言えば、監督は「龍馬伝」の大友さんであるということ。
不安の点で言えば、原作をないがしろにした作品になってしまうのではないかということ。
果たして観終った印象は、原作のエッセンスを漂わせた新しい時代劇アクション映画となっていて、とても面白かった。


アクションの点では、日本刀バトルは、いわゆる「殺陣」といった形ではなく、切りつける者と防御する者の必然の動きと
なっていて、しかも早いので「切り合い」としてリアルに見える。ジャンプ原作ものらしく、次々にレベルアップして登場する
敵と闘うわけだが、各々のアクション演出が面白いうえに細やか、また全体の流れを考えて戦闘シーンを配置しているので、
アクションのインフレに陥っていなかった。ただただ押しまくるだけのアクション映画が多い中、これは結構凄いことだと思う。
ワイヤーを使ったデフォルメ具合は、ホントにマンガのようで、何度も奇跡のショットを拝む事が出来て有り難かった。


漫画原作の映画化については、作り手側の原作に対するリスペクトを随所に感じた(後姿だけど、巴が登場していたのには
ジンときた〜)。それが一番表現されていたのは、やはりキャストだったと思う。佐藤健は、スバ抜けた身体能力で魅せる
アクションが素晴らしかったし、想像以上に剣心に合っていた。柔・剛ともども漂う雰囲気が剣心。
まさか実写で剣心の「おろ?」が聞けるとは思わなかったよ。それがとってもハマってるの。すごいなあ。
他のキャストも素晴らしい。香川照之の武田観柳は、演技のギリギリのウザさで見事に成立させていて、さすがだなと感心した。
画面作りも、アニメと一線を画した抑えめの色彩設計でとても良かった。
個人的には、大友監督が「龍馬伝」では描けなかった「明治維新後」の日本を本作で撮りあげたという点にも、感じるものがあった。
「生まれ変わった日本」にどこか馴染めずにいる人達が描かれていて、どことなく共感できる。
原作を知らない人が見ても充分楽しめるエンターテイメントになっていたと思う。続編を希望。(クーラン)