休日

この日はオットが休みをとる。午後から映画を観に有楽町に出かける。
映画鑑賞後、神保町に移動。本屋で色々と物色した後、「メキシコ料理 ソル・アミーゴ」というお店に入る。
呑み放題があったので、迷わずそれにする。
ということで今日のつまみ

エンサラダ デ ミクスタ、アメリカンタコス

タコライス、メキシコ風ピラフ。


★みゆき座「第二回午前十時の映画祭」より、「情婦」鑑賞。(監督・脚本:ビリー・ワイルダー 原作:アガサ・クリスティ 
出演: タイロン・パワー、マレーネ・ディートリッヒ、チャールズ・ロートン)夕方も上映していたので、今回はそちらで観た(笑)。<あらすじ>ロンドン郊外に住む金持ちの未亡人が殺された。容疑者レナードは弁護士ロバーツに弁護を依頼。裁判が始まるが、
レナードに反感を抱く妻クリスチーネが検察側の証人として出廷する。


有名な作品だが私は初見。オットに至っては、ビリー・ワイルダー監督・脚本作品の鑑賞自体が初めてだった。
冒頭から、病み上がり弁護士ロバーツと熟練専任看護婦との、飲酒禁止・タバコ没収・ベッドへの強制連行を巡る丁々発止の
戦いぶりがイチイチ面白く、ワイルダーお得意の会話劇を存分に堪能出来た。ああいう小ギャグのやりとりを面白いと感じるか、
鬱陶しいと感じるかは、年代もあるし人それぞれだと思うが、脚本の旨みが如実に感じられる作風だと改めて思う。
興味をひいたのが、マレーネ・ディートリッヒ演じる容疑者の妻・クリスチーネ。全体的にフラットな演出なので分かりにくいが、
あまりの美貌故に、男からも女からも奇異の目で見られ、憎悪の対象となってしまう複雑なキャラクターだったのではないかと思う。
初対面で彼女にこれといった感じはうけなかったロバーツは、クリスチーネを一瞥しただけの熟練看護婦が、何気なく洩らした
彼女に対するマイナス印象の発言に何かを感じ、クリスチーネに対する違和感を強めていく。
ここもドラマチックな演出はなかったが、あの展開はとても面白かった(女の直感ってコワイ・笑)。
ラストのドンデン返しは、本当に意外だったしビックリ。最後に「決して結末を口外しないように」というナレーションが
入っていたが、当時としては珍しいのでは。それだけ意外性と話題性があった作品だったかなと感じる。(クーラン)