夕飯

ということで、今日の夕飯

  • ハヤシライス(牛肉・しめじ・エリンギ・じゃが芋・人参・玉葱・ズッキーニ)
  • 豆腐とじゃこ昆布のサラダ


諸事情で、ハヤシライスにじゃが芋を入れた。


★「LUPIN the Third〜峰不二子という女〜」第12・13回鑑賞。
〈あらすじ〉巷を騒がす少女誘拐事件。身代金目的の誘拐として捜査が進む中、不二子(CV:沢城みゆき)は気づいていた。
多発する少女誘拐事件には、ある法則性があると。やがて浮き彫りになった事件に関わる人物は、峰不二子の過去を知る者。
不二子は過去に決着をつけるため、ある場所へと向かう。運命に導かれるかのように、ルパン(CV:栗田貫一)、次元(CV:小林清志)、
五ェ門(CV:浪川大輔)、銭形(CV:山寺宏一)も集結。全てを操っていた黒幕がついに姿を現す。



どの物語にも始まりがあり、必ず終わりがある。ということで、最終回。
なるほど〜!と感心させられた。以下、ネタバレ。
全編通して、小出しに見せられてきた「峰不二子」の過去。ところが、それは、不二子自身の記憶ではなかった。
これまで見てきた悪夢は、狂った権力者の実験により、人生を蹂躙された元・少女が植えつけた彼女自身の記憶だったのだ。
権力者が死に、自由になったはずの少女は、自分を蹂躙した男の名を名乗り、数多の少女を使って実験を引き継ぐが、
結果はことごとく失敗。そんな時に、フロイラインオイルを狙い、メイドとして潜入した女泥棒を拘束し実験を施す。
実験は成功し、欲望に忠実に奔放に生きる「峰不二子」が出来上がった。
ところがである。その泥棒は、元々が、高価なものに目がなく、セックス遊びも大好きな女だった。つまり、実験によって
峰不二子」という女が出来上がったわけではなく、最初から「峰不二子」は「峰不二子」だったのである。
なるほど〜! 本作で語られた「過去」は不二子自身の記憶ではなく、全編を観終わっても、「峰不二子」を形成した事実は、
何一つ明かされていない。最後は、結局「謎の女・峰不二子」として終わるのである。
この力技にはギャフンと言わされたし、ファンとしては、すこぶる嬉しかった。
陳腐な過去を付け加えられることほど、ファンをイラ立たせることはないから。
あと、もう一つ思ったのは、これは、アリサという元・少女が作ろうとした「峰不二子」という物語を描いていたわけだけど、
それは、この作品自体の本質に通じているのかもしれない。
創作者が、最高にクールでかっちょいい、自分達の「峰不二子」を作りあげ、思いっきり遊んだあとは、「謎の女・峰不二子
という記号に戻して、作品を終える。私達が、この作品で見続けてきたのはアリサの実験であり、創作者達の実験だったのかも
しれない。と感じた。
アリサの正体が最終回まで明かされないので、最後は駆け足気味な印象もあるが、「峰不二子」は「峰不二子」だったという
オチを持ってくるためには、仕方がなかったようにも思う。不二子・アリサ・梟従者と、事件に関わる主要人物が、実は全て
女だったというオチも効いてた。本作は、まさしく女の物語だったのね(笑)。
でも、旧作のテイストを濃厚に受け継いだルパンも最高にかっちょ良かった〜。次元と五ェ門の真剣勝負もめったに見れないので
面白かったし、渋めのとっつぁんもステキでした。オスカーくんも好きだったわ(笑)。
旧作との繋がりも何気にうまくやっていたと思います。このスタッフで、またルパンを作ってほしいな。(クーラン)