一人酒

この日、オットは休日出勤の後、呑み会。私もゆっくり一人酒する。
ということで今日のつまみ

  • 小松菜のソテー(昨日の残り)
  • 豆腐サラダ
  • きつねうどん ウイスキー「ホワイトホース」できめる


★NHK土曜ドラマスペシャル「永遠の泉」鑑賞。
〈あらすじ〉妻殺しの容疑者・倉本(小日向文世)の弁護人となった山内(寺尾聰)。倉本は余命4ヶ月の妻・芳子(奥貫 薫)に、
「動けるうちに思い出の地を歩きたい」と懇願され、出かけた阿蘇山中で妻を殺していた。倉本は既に殺害を自供していたが、
山内はその自白に不審を感じ事件を調べるうちに、12年前に亡くなった自分の妻・雅江(田中美佐子)との過去を思い出す。


ミステリータッチではあるものの、事件の真相は大体予想できるので、その方面では意外性はない。
それよりも、このドラマで言いたかったのは、人間の営みも死も、自然の摂理の中の一つである。ということなのかなと思う。
そのキーワードになったのが「水」。地から湧き出る水が川に流れ、海に注ぎ込み、蒸発し雲となり、そして雨として
地にしみわたり、それがまた湧き出す水となる。水は果てしなく循環している。水だけではない。人間も自然の摂理の中の一つ。
余命わずかな妻は、水に触れることで、自然に還り、夫の傍に永遠にいられることを願った。共に妻に先立たれ、その別れ方に
後悔の念を抱えている二人の男は、阿蘇山に登り、泉の水に触れ、ようやく妻の想いを理解し大自然に抱かれる。
ハイビジョンで映された阿蘇山がひたすら美しかった。
がしかし、この壮大なテーマのせいか、全体的に溜めの演技が多くて少々戸惑った。溜めの演技は好きな方なのだが、こう何回も
溜め演技合戦が炸裂すると、ちょっと焦れてくる。敢えてテンポを変えてくる演者がいても良いのではないかと感じた。
あの演技を堪能するには、こちらがまだまだ成熟していないということなのだろうけど。(クーラン)