「あさきゆめみし」アニメ化中止!

だそうです。
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20081110mog00m200038000c.html


アニメ化決定した時も驚いて、演出が出崎氏に決定した時も驚いたけど、中止もやっばり驚いた(笑)。
いやあ〜、だってね〜(笑)。ここまできて、すごいですよね〜(爆)。


しかし中止になったのは「あさきゆめみし」のアニメ化であって、「源氏物語」のアニメ化は予定通り
出崎統氏演出のもと製作放映されます。
う〜ん、なんとなく解る気もするんですよね〜。
あさきゆめみし」は大和和紀が解釈した「源氏物語」であるわけで、それをアニメ化するというのは
「既に解釈されたもの」を更に出崎氏が「解釈し直す」ということになるわけです。
(出崎氏は与えられた素材を漫然と動画にするだけで満足できる人ではないと思う)
紫式部大和和紀両方たてながら、更に自分の色を出すというのは難しいのではないでしょうか?


私の記憶では「源氏物語」がアニメ化されたのは、80年代に作られた映画版しかないんですよね。
こういうの↓
http://www.eiga46.com/?mode=search&pattern=detail&catid=&kindid=&itemid=amu0011w&kword=
テレビ放映の時に見たんだけど、これといった印象も無くという感じだったかなあ。
何と言ってもそんな短時間で語れる物語でもないし。
監督は杉井ギサブロー氏で、光源氏風間杜夫があててました。
キャラクターデザインは私も大好きな林静一氏(「小梅ちゃん」のイラストでも有名)だったけど、
正直この光クンは・・・という感じで、イマイチ納得出来ない感が・・・。
個人的には、アニメ化が成功しているとは言い難いのではないかと思ってます。


そうなると出崎氏が自身の解釈で「源氏物語」のアニメ化を成功させたいという気持ちも
すごくわかるし、実際に作られる作品も是非見てみたいと思うんですよね。
既に製作発表されている原作を退けるということは相当覚悟がいったはず。
そこまでしても、勝負を賭けたい作品に出会える機会はそうそう無いと思うし。
あさきゆめみし」でないということに、若干寂しさも感じますし、個人的には「劇画源氏物語」に
なるかもという不安がありますが、そうならないことを祈って出来上がる作品を待ちたいと思います。
(クーラン)