三連休初日

この日は夕方から映画を観に行く。開映まで時間があったので、「美濃屋文右衛門」というお店で食事。
ということで今日の夕飯

フライドポテト(アンチョビマヨネーズソース)、サラダ

とろろそば(オット)、ごまそば(私)  私は白ホッピーできめる。オットは呑まず


★「華麗なるギャツビー」鑑賞。
(監督:バズ・ラーマン 出演:レオナルド・ディカプリオトビー・マグワイアニック、キャリー・マリガン)
〈あらすじ〉1920年代の米ニューヨーク、ロングアイランド。宮殿のような豪邸に暮らし、素性も仕事も謎めいた
大富豪・ギャツビーは、毎夜のように豪華絢爛なパーティを開いていた。ギャツビーは、隣人の青年ニックに
自らの生い立ちを語り始めるが、あまりにできすぎた物語に、ニックはギャツビーが何か隠し事をしていると
直感する。やがてギャツビーは上流階級の夫人デイジーに接近していくが……。 


1974年にロバート・レッドフォード主演で映画化もされた、米作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説の
再映画化。74年版はテレビ放映時に見ており好印象だが、本作も74年版と比べても遜色がないくらい面白かった。
しっとりした演出だった旧作と比べると、ド派手でハイテンションな本作は演出の方向性が違うものの、
ギャツビーの純愛と破滅を痛々しく描き出して、胸を打つ。
なにより、バズ・ラーマン節全開の画面作りに終始圧倒された。
セット・衣装・小道具・モブのエキストラの配置や動きなど、細部まで凝りに凝った画作りで、この人の画面作りに
傾ける執念は、ちょっと正気の沙汰ではない感じがする(笑)。これは絶対に大画面のスクリーンで観るべき代物だ。
あの濃密な画はテレビの小さな画面で観るには圧が強すぎると思う。
そして、この圧倒的な画に、主演のディカプリオは全く引けを取らず、おそるべき求心力で作品を牽引しており、
正直物凄く衝撃を受けた。特に登場シーン。花火しょって、笑顔が霞まないオトコなんて、初めて観たわ(爆)。
映画史上に残る登場シーンじゃないか(笑)? 確かに「華麗」としかいいようがないわ、あれは。
ディカプリオって、個人的にはこれといった関心が湧かない俳優だったけど、考えてみれば、タランティーノ
「ジャンゴ 繋がれざる者」でも、かなりリスキーな役を怪演してたし、この人一皮剥けつつあるかもという
気配をまざまざと感じる。
旧作よりも、かなり可憐になったことにより、その罪の深さが際立つデイジーの描き方も興味深かったし、
力技で長さを感じさせない演出も、素晴らしかった。面白かったです。(クーラン)